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2026.6.3

【台風6号】屋根が壊れたらいくらかかる?修理費の相場と火災保険の使い方 

台風6号(チャンミー)が6月2日夜から3日にかけて九州南部から関東まで広い範囲を通過し、記録的な大雨となった地域もありました。屋根が壊れてしまったとき、まず頭をよぎるのは「修理費がいくらかかるんだろう」という不安ではないでしょうか。相場を知らないまま業者に連絡すると、適正価格の判断ができず、気づかないまま高額な工事を受け入れてしまうことがあります。

この記事では、台風による屋根被害の修理費用相場と、火災保険を使う際の注意点を整理しました。焦らず、正しい知識で対処しましょう。

台風による屋根の被害と修理費の相場

台風で壊れてしまった家屋

台風の屋根被害は「どこが」「どの程度」壊れたかによって費用が大きく変わります。まずは主な被害箇所と費用の目安を確認しておきましょう。

被害箇所

主な症状

費用の目安

棟板金

浮き・飛散

20〜30万円

瓦・スレート

めくれ・割れ・ずれ

20〜30万円

雨漏り(軽度)

天井にシミ程度

20〜30万円

雨漏り(重度)

水滴が落ちる・複数箇所

30〜200万円

全体リフォーム(カバー工法)

既存屋根の上に新材を設置

80〜120万円

全体リフォーム(葺き替え)

屋根材をすべて交換

130〜180万円

※屋根の面積・素材・劣化状況によって大きく変わります。あくまでも目安としてご参照ください。

特に雨漏りは、放置すると被害が広がり修理費が跳ね上がります。「天井にシミがある」程度でも、早めに業者に見てもらうことをおすすめします。今回の台風の公式情報として、台風第6号の今後の見通し(気象庁) も確認しましょう。

屋根材によって壊れやすさが違う

同じ台風でも、屋根材の種類によってリスクが変わります。自分の家の屋根がどのタイプかを把握しておきましょう。

瓦屋根

現在主流の「ガイドライン工法」で施工された瓦は1枚1枚釘打ちされているため、台風で飛ばされるリスクは比較的低いです。ただし、古い家に多い旧来式の施工(釘打ちなし)の場合は、重量のある瓦でも飛散することがあります。築年数の古い瓦屋根は特に注意が必要です。

スレート屋根

近年の住宅で多く使われている薄いセメント板の屋根材です。飛来物の衝撃で割れやすく、また経年で反りが出た状態で台風が来ると、風が吹き込んで被害が大きくなることがあります。

ガルバリウム鋼板屋根

軽量な金属屋根で、棟板金が台風で飛ばされやすいのが特徴です。また工法によっては屋根面が大きくめくれるケースもあります。

火災保険を使う前に知っておくこと

台風による屋根の被害は、多くの場合「火災保険の風災補償」の対象になります。ただし、知らないと損するポイントがいくつかあります。

① 対象になる被害の条件

強風による屋根材の飛散、飛来物による破損、台風の影響による変形などが対象です。一方、経年劣化や施工不良が原因の損傷、地震による被害などは対象外になります(③もあわせてご確認ください)。

② 被害から3年以内に申請が必要

これを知らずに放置している方が意外と多いです。今回の台風6号による被害も、申請できるのは原則として被害発生から3年以内。これを過ぎると保険の請求権が失効します。「いつか申請しよう」と先延ばしにしないよう注意しましょう。

③ 経年劣化は対象外

台風が来る前から老朽化していた部分は補償されません。「台風が引き金になったが、もともと傷んでいた」という場合はグレーゾーンになることもあり、保険会社の判断によって補償額が変わります。

④ 申請に必要なもの

  • 被害状況の写真(被害直後に撮影したもの)

  • 屋根修理の見積書(業者に作成してもらう)

  • 保険金請求書・事故状況説明書(申請後に保険会社から郵送)

正しい手順:まず保険会社に連絡 → その後、業者に見積もりを依頼。 この順番で動くことで、申請がスムーズになります。

「保険で全額無料」は詐欺の入口

訪問しにきた業者

台風後、「火災保険を使えば自己負担ゼロで修理できますよ」と言いながら訪問してくる業者には注意が必要です。

不正な保険申請を誘導するケースが増えており、実際にそのような契約をしてしまうと、保険の不正利用として契約者自身が責任を問われる場合があります。保険申請はあくまでも自分で保険会社に連絡し、正規の手続きを経て行うものです。業者任せにしないことが大切です。

台風後の悪徳業者の手口については、こちらの記事も参考にしてください。
【台風6号】通過後の屋根、やってはいけないこと3つ|悪徳業者の手口と正しい対処法 

信頼できる業者の選び方(台風直後版)

台風6号の通過後は屋根業者への問い合わせが殺到するため、複数社から相見積もりを取ることが難しい場合があります。そんなときは以下の基準で判断してください。

業界団体への加盟を確認する

全日本瓦工事業連盟・全国板金業組合連合会などに加盟している業者は、一定の審査や基準をクリアしています。問い合わせ時に確認してみましょう。

Googleマップの口コミ・施工実績を見る

地元での評判や過去の施工写真が確認できます。レビュー数が多く、オーナーの返信が丁寧な業者は信頼の目安になります。

地元に長く根付いている会社を選ぶ

地域に長く存在している会社は「逃げられない」ため、対応が丁寧な傾向があります。設立年や地域での実績を確認しましょう。

yanePROの掲載業者を探す

yanePROには審査を通過した地元の屋根業者が掲載されています。地域から検索できるので、台風後の業者探しにご活用ください。

yanePROで地元の屋根業者を探す

相談先をすぐ探すなら、消費生活センター窓口検索(国民生活センター) が便利です。

修理費も保険手続きも省く方法は「事前点検」

台風後の修理費・保険申請・業者探しの手間を最小化する方法はひとつ。台風が来る前に屋根の状態を把握しておくことです。

今回の台風6号は6月としては早い時期の接近でしたが、本格的な台風シーズンはこれから本番を迎えます。特に「棟板金の釘浮き」は築7〜10年で起きやすく、台風で最も飛ばされやすい部位です。見た目では気づきにくいため、専門家でないと判断が難しい箇所でもあります。

台風シーズン前(7〜8月頃)に一度点検してもらうだけで、被害を大幅に抑えられます。「壊れてから直す」より「壊れる前に点検する」ことが重要です。結果的に費用も時間も節約できます。

yanePROで台風前の屋根点検を相談する