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2026.6.3

【台風6号】通過後の屋根、やってはいけないこと3つ|悪徳業者の手口と正しい対処法 

台風6号(チャンミー)が、6月2日夜から3日にかけて九州南部から本州の南岸を通り、関東まで広い範囲を通過しました。6月としては記録的な大雨となった地域も多く、「うちの屋根は大丈夫だろうか」と気になっている方も多いはずです。

台風が過ぎた翌朝、気になるのはやっぱり屋根のこと。「どこか壊れていないか確認したい」「早く直したい」という気持ちは当然です。でも、その「焦り」が新たなトラブルを招くことがあります。

台風の直後は、屋根工事の詐欺被害が急増するタイミングでもあります。この記事では、やってしまいがちな3つのNG行動と、安全な対処法をまとめました。

やってしまいがちな3つのNG行動

大雨の様子

NG① 自分で屋根に上って確認する

台風が過ぎると、「とりあえず屋根の様子を見よう」と自分で上ろうとする方がいます。でもこれは、最も危険な行動のひとつです。

台風直後の屋根は

  • 雨で濡れてひどく滑りやすい状態になっている

  • 屋根材が浮いていたり、一部が外れかけている可能性がある

  • 強風で見えにくい部分にひびや破損が生じていることも多い

毎年、台風後の転落死亡事故が報告されています。プロの屋根職人でさえ、台風直後の点検は足場を組んで慎重に行います。素人が軽装で上ることは、どんな理由があっても避けてください。

安全な確認方法は「地上から目視」まで。 双眼鏡があれば、棟板金のずれや瓦の割れをある程度確認できます。気になる箇所があれば、スマートフォンで写真を撮っておきましょう。

より安全に確認するために、はしご・脚立の墜落防止(厚労省) も合わせて確認しておくと安心です。

NG② 飛び込みの「無料点検」を受け入れる

今回の台風6号のように広い範囲で被害が出た直後は、見知らぬ業者が突然訪ねてくるケースが増えます。

「近くで工事をしていて、お宅の屋根が気になって」
「無料で点検しますよ」

この手口は、台風・大雨・ひょうの後に毎年急増します。点検自体は無料でも、その後に高額な工事契約を迫るのが典型的なパターンです。

よくある手口

  • 「このままだと大変なことになります」と脅す

    屋根に上って「棟板金が浮いています」「今年の冬に雨漏りしますよ」など、不安を煽る発言をします。他の家の被害写真を見せて「あなたの家も同じ状態です」と言うケースもあります。

  • 「今日中に決めてほしい」と急かす
    「今日だけ特別価格」「今決めないと職人を確保できない」などのプレッシャーをかけてきます。

  • 見積書を出さない
    「口頭で説明したから大丈夫」と言って書面を出さないまま契約を急がせます。後から追加費用を請求してくることも。

断り方

「今日は決められません」のひと言でOKです。本物の業者は急かしません。急かしてくる業者は、その時点で断っていい。もし強引に迫られる場合は「検討します」と言ってドアを閉め、地域の消費生活センターに相談しましょう。

NG③ 被害の写真を撮らずに放置する

これは見落とされがちですが、重要です。台風による屋根の被害は、火災保険で補償される可能性があります。その保険申請には「被害直後の状況写真」が必須です。

業者が修理を始める前に、被害箇所を複数の角度から撮影しておきましょう。スマートフォンで十分です。撮影が難しい場所(屋根の上など)は、業者に依頼して撮ってもらうことも可能です。

今から梅雨の時期でもあるので、こちらの記事もご覧ください。
ゲリラ豪雨から屋根を守る!被害と事前対策、線状降水帯の脅威まで徹底解説!

では、どこに頼めばいい?

台風で壊れてしまった家屋

「飛び込み業者はNG、でもどうやって業者を選べばいいの?」というのが本音だと思います。

台風6号の通過後は、地元の屋根業者に問い合わせが殺到します。「3社以上から相見積もりを」とよく言われますが、大きな台風の後は対応が追いつかず、相見積もりを取ること自体が難しいことも多いです。

そんなときの業者選びの基準を紹介します。

① 業界団体への加盟を確認する

全日本瓦工事業連盟や全国板金業組合連合会などの業界団体に加盟している業者は、一定の審査や基準をクリアしています。問い合わせの際に「どこかの団体に加盟していますか?」と聞いてみましょう。

② Googleマップの口コミ・施工実績を見る

地元での評判や過去の施工写真が確認できます。レビュー数が多く、オーナーからの返信が丁寧な業者は信頼の目安になります。

③ 地元に長く根付いている会社を選ぶ

遠方から来た業者や、設立したての業者は、工事後に連絡が取れなくなるリスクがあります。地域に長く存在している会社は「逃げられない」ため、対応が丁寧な傾向があります。

④ yanePROの掲載業者を探す

yanePROには、審査を通過した地元の屋根業者が掲載されています。地域から検索できるので、台風後の業者探しにもご活用ください。

地元の屋根業者をyanePROで探す

台風シーズンはこれから。備えておくのが、実は最強の対策

最後に、少し長期的な話をさせてください。

今回の台風6号は6月としては早い時期の接近でしたが、本格的な台風シーズンはこれから本番を迎えます。次の台風に慌てないための一番の方法は、台風が来る前に屋根の状態を把握しておくことです。

特に注意したいのが「棟板金(むねばんきん)」。スレート屋根や金属屋根の頂上部分にある板金で、築7〜10年を過ぎると釘が浮いてきやすく、台風で最も飛ばされやすい部位です。見た目では気づきにくいため、専門家でないと判断が難しい箇所でもあります。

台風シーズン前(梅雨明けの7〜8月頃)に一度、地元の業者に点検を依頼しておくだけで、万が一のときの被害と費用を大幅に抑えられます。「壊れてから直す」より「壊れる前に点検する」。これが結局、お金も時間も節約できる方法です。