2026.8.11
【注意喚起】熊本地震の被災地で屋根のリフォーム詐欺被害が出始めています
令和8年熊本地震の被災地で空き巣や屋根のリフォーム詐欺の被害が出始めています。広島では同様の手口に実刑判決も。手口と対処法、クーリングオフの方法、熊本県の信頼できる屋根業者の探し方をやねプロが解説します。
熊本地震の被災地で、空き巣や屋根のリフォーム詐欺の被害が出始めています
2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の被災地で、空き巣や住宅修理をめぐる悪質商法の被害が出始めていると報じられています。長野県警は8月10日、被災地の防犯活動のため特別自動車警ら部隊の8人を派遣。パトカー2台と移動交番車1台で、震度6強を観測した熊本県八代市を中心に、8月21日まで活動するとしています。
▶︎【長野】被災地で空き巣やリフォーム詐欺の被害が出始める 長野県警が熊本県にパトロール隊員を派遣
消費者庁も8月上旬、住宅の修理に関するトラブルや義援金を装った詐欺の相談が寄せられているとして、注意を呼びかけています。堀井奈津子長官は、災害に便乗した悪質な商法や義援金詐欺があってはならないと述べ、2016年の熊本地震と同様の消費者被害が起きる可能性を指摘しました。
また広島では8月7日、「瓦がずれている」とうそを言って不要な屋根工事を契約させたリフォーム会社支店長の男に、懲役1年6か月の実刑判決が言い渡されました。広島地裁は、組織的で常習的な悪質な犯行と指摘しています。
今回報道されている詐欺の手口
一連の報道に共通するのは、「近くで工事をしていたら、お宅の屋根がずれているのが見えた」と声をかけて屋根に上がり、不安をあおって不要な工事を契約させるという流れです。広島の事件では、従業員が近所で工事中を装ったり、偽名を使って営業していたことも明らかになっています。
こうした「点検商法」の相談は、災害の有無にかかわらず年々増えています。国民生活センターによれば、屋根工事の点検商法に関する相談は2018年度の893件から2022年度には2,885件へと5年間で約3倍に増加し、契約当事者の8割超が60歳以上でした。
▶︎屋根工事の点検商法のトラブルが増えています(国民生活センター)
災害のあとは、「早く直さないと次の雨で家がだめになる」という気持ちにつけこまれやすくなります。屋根は自分では見えない場所です。だからこそ、相手の言うことを確かめようがない——そこが狙われています。
こんな言葉・状況には要注意
「今日だけ」「今すぐ」という言葉には応じない
その場で契約しない(クーリングオフ制度があります)
見積もりは必ず複数社から取る
不安な場合は消費者ホットライン(188)に電話する
あわせて、訪問してきた業者の建設業許可や、屋根工事連盟への加盟状況を確認するのも有効です。建設業許可は、国土交通省の検索システムで、会社名から許可の有無を調べられます。「保険金でまかなえるので自己負担ゼロ」といった勧誘を受けた場合は、その場で判断せず、必ずご自身の保険会社に直接ご確認ください。
もし契約してしまったら
訪問販売で結んだ契約は、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリングオフによって無条件で解除できます。工事がすでに始まっていても、原状回復の費用を業者に請求できる場合があります。
「サインしてしまった自分が悪い」と抱え込まないでください。まずは消費者ホットライン188に電話し、最寄りの消費生活センターにご相談ください。契約書・見積書・名刺・やり取りのメモは、捨てずに保管しておいてください。
点検商法の被害に遭ってしまった場合の具体的な対処法は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▶ 【屋根修理詐欺】点検商法の被害に遭ったらどうすればいい?解決法や相談先をご紹介
熊本県内の信頼できる屋根業者に相談してください
やねプロでは、全日本瓦工事業連盟・全日本板金工業組合連合会などの屋根工事団体に加盟する業者や、審査を通過した認定店を都道府県別に掲載しています。突然訪ねてくる業者ではなく、地元で実績のある屋根の専門店にご相談ください。
※「やねプロ」では、工事業者情報の提供にあたり、一般の方・工事業者の双方からとも、送客手数料・契約手数料を一切いただいておりません。安心して比較・相談していただけるよう、中立な立場で情報をお届けしています。詳しくは下記のページからご覧ください。
令和8年熊本地震で被害に遭われた方向けには、無料の「屋根の特別相談窓口」を開設しています。どの業者に相談すればよいか迷われる場合は、こちらからご相談ください。
公的な相談窓口としては以下もご参照ください。
▶ 消費者庁(消費者ホットライン188のご案内)
▶ ご用心 災害に便乗した悪質商法(国民生活センター)
▶ 義援金等を装った詐欺にご注意(金融庁・令和8年熊本地震関連)
▶ 建設業者・宅建業者等企業情報検索システム(国土交通省)
まとめ
熊本地震の被災地で、空き巣や屋根のリフォーム詐欺の被害が出始めていると報じられています
手口は「屋根がずれているのが見えた」と声をかけ、不安をあおって契約を迫るという典型的な点検商法です
広島では同様の手口で実刑判決が出ています。れっきとした犯罪です
突然の訪問は玄関先で断り、その場では契約しないでください
契約してしまっても、8日以内ならクーリングオフできます。188へご相談ください
屋根の点検・修理は、地元の信頼できる屋根専門業者へ
安心して屋根の相談ができるよう、やねプロは正しい情報をお届けし続けます。
監修:やねプロ編集部(ハウスケープ株式会社)
