2026.1.29
山形の雪下ろし転落事故に学ぶ。屋根屋に依頼すべき3つの理由。
山形で雪下ろし中のはしご転落事故が相次いでいます。77歳男性が重傷を負った事例を元に、命を守る「はしご固定」の鉄則と安全チェックリストを解説。無理せず地元の屋根工事店に依頼するメリットも紹介します。
2026年1月26日、山形県戸沢村で77歳の男性がはしごごと転落し、顔や肩の骨を折る重傷を負いました。 「雪下ろしは毎年のことだから慣れている」――そう思っていても、雪や氷で不安定になった足場は、一瞬の隙をついて牙を剥きます。特に今回は、立てかけたはしごが倒れてしまうという、非常に防ぐのが難しい状況での事故でした。
この記事では、連日相次ぐ転落事故のニュースをもとに、命を守るための「はしご作業の鉄則」と、リスクを回避するための賢い選択肢である「地元の屋根工事店への依頼」について解説します。 あなたと、あなたの大切な家族を守るために、ぜひ今すぐ確認してください。
山形の雪下ろしに関するニュース概要

何があった?
報道によると、2026年1月25日午前11時ごろ、山形県戸沢村角川の住宅で、屋根の雪下ろしをしていた男性(77)がはしごから転落する事故が発生しました。 男性は病院に搬送されましたが、右の頬と右肩の骨を折る重傷です。
事故の状況
報道によると、男性は自宅1階の屋根にできた雪庇を落とすため、風除室の屋根にはしごを立てかけて作業をしていました。 その際、バランスを崩し、はしごとともに地面へ転落したとみられています。
県内で相次ぐ事故
山形県内では事故が急増しています。今回の事故の2日前(1月23日)には、米沢市でも雪下ろし中の女性が屋根から転落し、腰の骨を折る大ケガを負っています。警察などは「複数人での作業」「はしごの固定」を強く呼びかけています。
なぜ「はしご」の事故は起きるのか?

雪下ろし事故の中でも、はしごからの転落は特に多く、重症化しやすい傾向があります。
足場の悪さ: 雪や氷の上にはしごを置くため、通常より滑りやすい状態です。
バランスの崩れ: スコップを振る、雪庇を突くなどの雪を落とす動作には反動があり、その勢いではしごが横ズレする危険があります。
「はしごごと」倒れる恐怖: 今回の事例のように、はしご自体が倒れてしまうと、とっさに手で掴まる場所がなくなり、受け身を取ることも困難になります。
よくある危険なパターン
以下のような作業方法は「事故予備軍」です。絶対にやめてください。
はしごを立てかけただけで固定していない(ロープ等で縛っていない)
はしごの最上段付近まで登って作業する
身を乗り出して、遠くの雪や雪庇を落とそうとする
ヘルメットを着用していない
警察・消防が呼びかける「正しい手順」
今回の事故を受け、警察などは以下の徹底を呼びかけています。
複数人で行う
万が一の際にすぐ通報できるだけでなく、はしごを下で支えてもらうことで安定感が増します。はしごをしっかり固定する
上部と足元をロープなどで固定し、横ズレや転倒を防ぎます。
命綱・ヘルメットの着用
屋根に上がる場合は、必ず命綱(安全帯)とヘルメットを着用し、アンカーに繋ぎます。
雪下ろし前の安全チェックリスト
作業前に必ず確認してください。ひとつでも「NO」なら作業を中止しましょう。
体調は万全ですか?(疲労・薬の服用後はNG)
携帯電話を持っていますか?(すぐに助けを呼べるか)
家族や隣人に「今からやるよ」と声をかけましたか?
はしごは固定され、角度(75度)は適切ですか?
足元は滑りにくい靴(防滑靴)ですか?
プロに頼むなら「地元の屋根工事店」へ

方高齢での作業や、危険な場所の雪下ろしは、無理せずプロに依頼すべきです。その際、「地元の屋根工事店(板金店・瓦店)」を選ぶことには大きなメリットがあります。
屋根工事店に依頼する3つのメリット
屋根を傷つけない技術がある
屋根の構造を知り尽くしているため、「どこを踏んでいいか」「どこまでスコップを入れていいか」を熟知しています。素人や便利屋による作業で起こりがちな「スコップで屋根材に穴を開けてしまった」というトラブルを防げます。
「雪害」の発見と保険対応
雪下ろしと同時に、屋根のプロとして点検も行えます。「雪の重みで雨樋が歪んでいる」「瓦が割れている」といった雪害(せつがい)を早期発見できれば、火災保険を使って修理できる可能性があります。
はしご・足場の安全管理が確実
プロは業務用の安定したはしごや安全帯を使用するため、作業中の事故リスクが圧倒的に低く、安心して任せられます。
注意!「飛び込みの雪下ろし業者」には警戒を
大雪の直後は、「雪下ろししますよ」と突然訪問してくる業者が増えますが、注意が必要です。
高額請求トラブルのリスクがある
屋根の知識がなく、屋根材を破損させる恐れがある
「点検商法」のきっかけ(わざと壊してリフォームを勧める等)になる場合がある
依頼する際は、「地元で看板を掲げている屋根屋さん・工務店」や、自治体が紹介する登録業者に連絡するのが最も安全です。
もし事故が起きたら
もし家族や発見者が転落現場に遭遇したら、焦らず行動してください。
まずは119番通報: 意識・呼吸を確認し、救急車を呼びます。
無理に動かさない: 背骨や首を骨折している可能性があります。安全な場所であれば動かさず、毛布などで保温して待ちます。
二次災害の防止: 屋根からさらに雪が落ちてこないか確認し、安全を確保します。
家族・地域の「見守り」ポイント
高齢者が一人ではしごをかけていたら、周囲が止めることが重要です。
「雪下ろしは屋根屋さんに頼もう」と提案する
はしごを下で支える役を買って出る
近所の屋根工事店の連絡先を調べておく
まとめ
山形県内で雪下ろし中の転落事故が相次いでいます。今回のようなはしご事故を防ぐには、固定などの対策も重要ですが、「危険な作業はプロ(屋根工事店)に任せる」という選択が最も確実な安全策です。
はしごは必ず固定する・一人で登らない
屋根を守るためにも、地元の専門業者へ依頼する
飛び込みの業者には注意する
命と屋根を守るために、正しい判断をお願いします。
