2025.12.9
北海道・三陸沖後発地震注意情報への対応
今回の地震に関連して、「後発地震注意情報(または巨大地震注意)」などのキーワードがニュースになっています。「次はもっと大きい地震が来るかもしれない」という不安があるかと思いますが、いまは落ち着いて、気象庁などからの情報を待つようにしてください。また、非常に心苦しいですが、被災地には詐欺業者が集まります。不安を煽っての高額請求にご注意ください。
0.「後発地震注意情報」とは?
後発地震注意情報(こうはつじしん・ちゅういじょうほう)とは、「大きな地震のあと、同じ地域で続いて大きな地震が起きる可能性が普段より高まっている」ということを気象庁が注意喚起するための情報です。「いつ必ず巨大地震が起きる」という予報ではなく、今後1週間ほどは、防災の備えを見直しながら落ち着いて行動してほしいという趣旨のものです。
1. 本格的な屋根修理は「解除」まで待つのが賢明
もし今の段階で「屋根の葺き替え」や「塗装」を検討している場合、急ぎでなければ注意情報が解除されるまで着工を待つことをお勧めします。 理由は「足場」のリスクです。大きな余震が来た際、組んだばかりの足場が倒壊したり、足場が揺れて外壁を傷つけたりするリスクがあります。 焦って契約せず、まずは状況を見守りましょう。
2. すでに被害がある場合の「応急処置」
「すでに瓦が落ちて雨漏りが心配」という場合も、本格的な工事ではなく「ブルーシートによる養生(雨除け)」などの応急処置にとどめるのが現実的です。 ただし、ブルーシート張りも高所作業です。後発地震による転倒リスクがあるため、絶対にご自身では行わず、必ずプロに依頼してください。業者がすぐ来られない場合は、室内でバケツや吸水シートを準備し、「家の中」を守る対策を優先してください。
▶︎ 【北海道・三陸沖地震】絶対に自分で屋根に登らないでください
3. 「家が潰れる」と脅す悪徳業者に注意
今回のような大きな地震の際には、残念ながら高額な屋根工事を迫る詐欺業者・悪徳業者が多発します。
地域外から被災地に来て後発地震への不安を利用し、「次の地震が来たら家が潰れる・雨漏りが進むから、今すぐ工事して補強しましょう」と迫ります。 数日でできる屋根工事は限られていますし、注意期間中に慌てて工事をすること自体がリスクになり得ます。 恐怖を煽る営業トークには耳を貸さず、冷静に情報を集めてください。
屋根工事に関連する連盟への加盟状況や、建設業許可についても確認するようにしてください。(全日本瓦工事業連盟、全日本板金工業組合連合会への加盟店については、こちらに掲載があります)
4. 今、私たちができること
屋根の上を心配するよりも、以下の対策の方が効果的です。
家の周りの片付け: 庭やベランダにある植木鉢や物干し竿など、倒れやすいものを片付ける(避難経路の確保)。
室内の家具固定: 寝室のタンスなどが倒れないか再確認する。
まとめ
「後発地震注意情報」は、「必ず地震が来る」とお知らせするものではありませんが、「備えを再確認する期間」です。 屋根のことは心配かと思いますが、まずはご自身とご家族の命を守る行動を優先してください。
